使用量ベースの課金(Usage-based billing:UBB)
Microsoft 365 Copilot Businessにおける使用量ベースの課金
「ライセンスで使うAI」に、
「使用量に応じて支払うAI」が加わる
Microsoft 365 Copilot Businessのユーザーライセンスは引き続き基本となります。そのうえで、Copilot Coworkなどの追加体験を使うための課金設定が、対象ライセンスの購入に合わせて用意されます。
変更のきっかけは、対象ライセンスの購入・追加
新規契約だけでなく、席数追加やアップグレードも対象です。契約の変更時に、利用できる機能と支出設定を一緒に確認することが大切です。
対象のライセンス
- Microsoft 365 Copilot Business
- Microsoft 365 Business Premium with Copilot
- Microsoft 365 Business Standard with Copilot
- Microsoft 365 Business Basic + Microsoft 365 Copilot Business
自動有効化の対象となる操作
- 新しいサブスクリプションを購入する
- 既存サブスクリプションの席数を追加する
- 対象SKUへアップグレードする
- 契約する販売店の変更に伴い、新しいサブスクリプションへ移る
既存契約を持つだけで全利用者が一斉に切り替わる、と捉える必要はありません。通常の更新のみでの有効化や、地域ごとの適用時期は、契約変更の際に確認してください。既存のコスト管理ポリシーは維持されます。
地域ごとの展開
対応市場の対象顧客から順次展開します。初期の対象外はオーストラリア、ベルギー、ブラジル、フランス、ドイツ、インド、イタリア、韓国、オランダ、ポーランド、スペインです。日本はこの対象外リストに含まれませんが、個別の適用日は確認が必要です。
費用は、2つに分けて考える
| 費用の区分 | 主な体験・機能 | 管理のポイント |
|---|---|---|
| ユーザーライセンス 人に割り当てる基本の費用 | Work IQ、優先アクセス、Copilot Chat、Copilot Notebooks、Researcher、Analystなど | 必要な人数とライセンス割り当てを管理 |
| 使用量ベースの課金 追加体験の利用に応じた費用 | Cowork、Work IQ API、GitHub Copilot Harness、Copilot in SharePointなどの長時間動作するエージェント機能 Frontier Early Access Program:Code、Autopilot(利用資格・提供状況を確認) | 利用者・機能・支出上限・使用量を管理 |
Work IQとWork IQ APIは同じ課金対象として扱わず、利用する体験を区別します。
Copilot Creditsは使用量の単位
追加体験の使用量をCopilot Creditsで計測します。既定の支払い方法は、実際の使用量に応じて支払うPAYGOです。P3などの前払い方式も選択肢になります。
支出ポリシーは利用のルール
誰が、何を、いくらまで使えて、どの請求方法で支払うかを定めます。クレジット残高を配布する仕組みではなく、変更・削除するまで有効な管理設定です。
組織全体の既定上限をイメージする
ユーザー数 × 4,000 Creditsで計算。実際の請求額や無料枠ではありません。
概算換算:約 $4,000 USD
4,000 Credits ≒ $40 USDとして換算。契約価格・税・為替・共有枠の扱いは含みません。例:100人いても、40万Credits分を必ず支払うわけではない
100人の既定上限を単純に合計すると月40万Creditsです。追加サービスを使わなければ、その従量料金は発生しません。組織全体で2万Creditsを使用した場合は、その実使用量が課金の対象になります。
人数分の上限が、誰でも自由に消費できる共通の残高になるとは限りません。個人・グループ・組織の設定を確認してください。
予算を守るために、4つの設定をそろえる
上限に達したとき
既定上限を引き上げるには管理者による支出ポリシーの変更が必要です。専用の個人容量を使い切った場合は追加を申請でき、管理者が費用・ルール・コンプライアンスを確認して承認します。
共有容量の扱いは個人容量と分けて確認してください。管理画面のOverviewは4時間ごとの更新であり、リアルタイム表示ではありません。
追加機能を使わないとき
追加の従量課金機能を利用しない場合は、社内管理者に利用が無効になっていることを確認してください。
自分のケースで、対応を確認する
状況を選ぶと、確認すべきポイントと次の行動が変わります。